履歴書やエントリーシートに良くあるお題が、「学生時代に力を入れたこと」、略して「がくちか」ですね。
これが書けないと言って苦労している学生さんが結構います。
そういう人に話を聞くと、
自分は特に困難なことを乗り越えたり、すごい経験などしていないので・・・
と言うことが多いです。
でも、これは勘違いなんです。
企業が知りたいのは、「学んで成長できる人なのか」
大学の4年間の間に、そんなに困難なことやすごい経験なんて、そうそうあるものではないですよね。それが普通だと思います。
でも、そんなことは企業もわかっているはずです。だって、自分もそういう学生生活を送ってきたのだから。
ありきたりの部活やバイトの毎日の中でもいいのです。
その中では、確かにそれほど困難なことやすごい経験は無かったでしょうが、何か、「あるときこんなことがあった」ということくらい、思い出せば1つや2つあるでしょう。
ネタとしては何でもいいのですよ。
必ずしも困難や苦労じゃなくてもいいのです。ありきたりのことで全然構いません。
あなたという人は、どんな時にどういう行動が取れるか、そして、これが大事なところなのですが、そこから「何を学んで成長できる人なのか」を企業は知りたいのです。
就職してからの毎日だって、ありきたりの日々が続くのです。
だって、そんな困難なことや大事件が毎日起きているような会社だったら、そんな会社ってどうなの?という話になりますよね?
でも、せっかく採用したあなたですから、そんな日々の仕事の中からでも、何かを学んで、成長していって欲しい。
それが企業のいつわらざる気持ちです。
じつは、企業が求めているのは、すごいことができる人じゃなくて、日々のありきたりの仕事の中でコツコツとやっていける人。
「学生時代に力を入れたこと」では、あなたがそういう人なのだということを、アピールできればいいのです。
では、今日はこのへんで!