「資格を取っておいた方が就職に有利になりますか?」
という質問がたまにあります。
一言で資格と言っても、すぐに取れる民間資格から、難しい国家資格までありますし、職種によってその資格が効くかどうかは一概に言えません。
その中でも、パソコンに関する資格は、「パソコンはどんな企業でも使っているし、取っておけば就活で有利になるんじゃないか」と思う人が多いようです。
実際、パソコンに関する資格は、取っておくと就活で有利になるのでしょうか?
残念ながらほとんど効果はありません。
前述したように、パソコンはどんな企業でも使っているし、もっと言えば、研究開発から営業、事務職まで、あらゆる職種で使われています。
企業の中では、パソコンは1人1台、仕事に必須の文房具のような存在です。
では、やっぱりパソコンに関するスキルが、就活には必須なんじゃないかと思う人もいるかも知れませんが、実はそうでもありません。
それは、ぶっちゃけ言ってしまえば、仕事使うパソコンは、たいしたことやっていないからです。
メールの送受信や、WEBでの調べもの、Excelでの定型的なシートへのデータ記入、Wordでの報告書作成。たまにパワーポイントでの資料作成。くらいでしょうか。
だいたいが、その程度のものが企業でのパソコンの使われ方の9割以上だと思います。
あなたも、就活でパソコンを使うことがありますよね。
リクナビやマイナビでの企業検索、企業とのメールの送受信、エントリーシートの記入などでしょうか。
その程度のスキルがあれば、企業でパソコンを使うスキルとしては、だいたいの場合、十分なのです。
もし、それらのスキルが無かったとしても、あなたが企業に入ってからちょっと練習すればできる程度のことです。
少なくとも、特別に勉強して何らかの資格を取っていないと仕事ができないということはありません。
だから、あなたの履歴書にパソコン関係の資格が書かれていても、それによって特に有利になるということはないのです。
もちろん、職種によっては、よりパソコンを高度に使う必要がある仕事もあります。
プログラミングや画像処理など、それらはもう専門的職業の分野なので、今日の話とは別次元ですし、あなたがそれらの仕事を目指すのであれば、一般的なパソコンの資格などよりずっと深く身につけているはずですからね。
とはいうものの、あらゆる人にオススメするパソコンのスキルがあります。
タッチタイピングのスキルを身につけるのはオススメ
それが、タッチタイピングです。
これを身につけておくことで、パソコンでの文章入力が格段に速く、楽になります。
もしあなたが、一本指で打っていたり、手元のキーボードを見ないと打てないというレベルでしたら、ぜひ時間のある学生のうちに身につけておくのが良いです。
私も、パソコンを使い始めた頃に、タッチタイピングの練習ソフトを使って一時期かなり練習して身につけました。
おかげで、仕事にはもちろん役立ちましたが、こんなブログを書くのも、スラスラできてとても快適です。
では、今日はこのへんで!