ほんとにこの話は多く流れていますね。
企業が学生のフェイスブックをチェックしているかどうかということに関して見かけた幾つかの質問について、長年採用の現場にいた私の考えをまとめて書いてみたいと思います。
(尚、ツイッターについては、匿名性が高いのであまり話題にはなっていないため、ここでは敢えてSNSと書かずにフェイスブックに限定して書きます。)
噂その1:企業は学生のフェイスブックを必ずチェックしている。
まあ、中にはそういう企業もあるでしょうが、実際、そんなに暇ではありません。
基本はそんなことしませんが、たまに気になる人がいると、その人の名前を検索してみることは私もありました。
ですから、まず、フェイスブックは見られる可能性があるということは考えておくべきかと思います。
噂その2:フェイスブックを非公開設定にしておくと不信感を持たれる。
企業にフェイスブックを見られるのが嫌であれば、記事のプライバシー設定を「友達のみ」にしておけば良いのですが、そうしておくと企業から不信感を持たれるということも聞きました。
これはないでしょう。
私だったら、一般の人がプライベートでフェイスブックを使っているのであれば、プライバシー設定を「友達のみ」にしておくのは当たり前のことだと思いますし、むしろ、「友達のみ」にしないで記事を垂れ流しにして平気でいる方が、セキュリティ意識がない人と思います。
噂その3:企業は記事よりも友達の数と質をチェックしている。
プライバシー設定を「友達のみ」にしていれば投稿した記事は企業に見られる心配がありませんが、友達一覧は見られます。
ですから、友達の数とかどんな人が友達になっているのかはある程度分かります。
でも、フェイスブックの「友達」というのは、現実世界での「友達」と全然意味が違いますよね。
現実世界では友達が多くても、フェイスブックをやっていない人はたくさんいますし、逆に、フェイスブックでの「友達」を増やすのは、現実世界で友達を作るより遥かに簡単です。
だから、フェイスブックで友達が多いからといって、その人の社交性が分かるわけでもありませんし、まして友達の「質」までどう分かると言うのでしょう?
まさか、たくさんいる「友達」のライムラインをいちいちチェックしているんでしょうか?
はっきり言って、そこまでやる暇な採用担当者はいないと思いますし、現実世界での交友関係ではないのですから、無駄なことだと思います。
噂その4:フェイスブックをやっていないと就活で不利になる。
これは全くそんなことはありません。
社会人でもフェイスブックをやっていない人はいくらでもいるので、フェイスブックをやっていないから、評価が悪くなるということはあり得ません。
フェイスブックは上手く使えば、就活に役立つ情報収集もできますが、それはあくまでも色々ある多くの手段の一つに過ぎません。
その手段を使わなくたって全く構わないのです。
まとめ:気にせずフェイスブックは今まで通り楽しく使おう。
もし、今まであなたがフェイスブックをプライベートで使っていたのでしたら、一度プライバシー設定を見なおしてください。
「友達のみ」になっていたのならそのままで良いです。
もし、「公開」になっていたのなら、あなたの投稿は企業からも見られてしまいます。
何もやましいことは書いていないので、見られても構わないという人は、「公開」のままで良いですが、企業から見られたくなければ、遠慮無く、「友達のみ」の設定に変えましょう。
今まで通り、プライベートで友達同士の情報交換に使えば良いのです。
では、今日はこのへんで!