「好きなことを仕事に」って良く言われることですよね。
私もそれはその通りだと考えているのですが、実はちょっと勘違いしている人も多いので、好きなことを仕事にしようと思ったときに、ちょっと立ち止まって振り返ってみて欲しいことを書いてみます。
好きな「モノ」ではなく、好きな「コト」を考える
まず、あなたが好きなのは、「モノ」ではありませんか?
ファッションが好き。バイクが好き。食品が好き。
これらは全部「モノ」ですよね。あなたが好きなのは「モノ」じゃありませんか?
でも仕事は「モノ」ではありません。
あなたが好きな「モノ」に対して何をするのか? それが仕事です。
ファッションが好きなのは良いです。
では、あなたが好きなファッションに対して、あなたは何をしたいのか?
ファッションを企画することですか?
ファッションを作ることですか?
ファッションを売ることですか?
つまり、「モノ」じゃなくて「コト」で考えるのです。
そう考えてはじめて、「好きなことを仕事にする」ことのイメージが湧いてきます。
何故それが好きなのか理由を考える
次に、何故、自分はその「コト」に魅力を感じるのかについて、じっくり掘り下げて考えてみてください。
作ることであれば、
何故自分は作ることに魅力を感じるのか?
自分は作ることでどんな喜びを感じるのか?
それは例えば過去のどんなときに味わったことがあるか?
自分が何かをすることが好きというのは、必ず、過去に同じような経験があるからそれを好きになったはずです。
それを思い出してみてください。
そのときに感じた気持ち。それこそが、あなたがこれから仕事で求めていくべき「やりがい」や「幸せ」というものです。
思い込みから脱して可能性が広がる
何故、そのように考えることが大事かというと、単なる思い込みから脱することができるからです。
例えば、「作る」ということに幸せを感じる自分に気づいたら、選ぶ仕事としては、「作る」ことさえできれば、何もファッションでなくても良いかも知れないのです。
そのことに気づいたら、志望する業界の幅が広がってきますよね。
就活を失敗するパターンの一つが、「業界の絞り過ぎ」です。
そのパターンに落ち込まないようにするためにも、最初の段階で、以上のような自己分析をぜひやってみてください。
では、今日はこのへんで!