学生時代に力をいれたことや自己PRのエピソードがありきたりでも全然構わない理由

「・・・でもこんなネタじゃありきたりなエピソードになってしまいそうで」

と彼は言いました。

ある日のキャリア相談室で、履歴書の書き方を指導していたときのことです。

「学生時代に力を入れたこと」(略してがくちか)や、自己PRは、履歴書やエントリーシートで必ずと言ってよいほど書かされることですが、これのネタがなかなか思いつかないと言って苦労している学生さんが多いです。

そんな人の多くが、冒頭に書いたように、

「人と同じような経験ではいけない」

「ユニークなエピソードを書かなければいけない」

と思い込んでいるのです。

今日は、そんなこと全然ないですよという話です。

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大事なのは何を経験したかではなく、どう取り組んだか。

まず、企業が求めている人はどんな人でしょうか?

珍しい、ユニークな経験をした人を求めていると思いますか?

他の人にない個性を持った人を求めているでしょうか?

全然そんなことはありません。

もっと言えば、むしろ普通のことができる普通の人を求めているのです。

学生の場合は、それに加えて、「これから成長してくれそうな人」です。

転職者の場合は、過去の職務経歴を見れば、どんなことができる人かわかりますので、それで判断されます。

でも、学生の場合は、仕事の経験がないので、学生時代の間に何かに取り組んできた話を聞いて、どういうことにどのように取り組む人なのか、どういう経験からどのように学んで成長することができる人なのか、を知ろうとするのです。

つまり、大事なのは、何をやったか、何を経験したか、よりも、それにあなたがどのように取り組んできたか、そこから何を学んだのか、なのです。

だから、その対象や過程は、決してユニークなものである必要はありません。

むしろ、地味なことにコツコツと粘り強く取り組むことができる人であることが求められるのです。

何故なら、仕事というのは、決して派手なものではなく、地味なことに毎日取り組むことだからです。

個性とは人と違うことではない。自分らしさを表現すること。

でも、「個性がない」感じになっちゃうとダメなんじゃないか?

そう思う人もいるかも知れませんね。

そういう人は「個性」というものを勘違いしているのではないでしょうか。

「個性」って決して人と違って目立つみたいなことではありません。

「個性」とは、「あなたらしさ」です。

あなたが普通の人ならば、普通であることが「あなたらしさ」であり、あなたの「個性」なのです。

人と違うことを求めるのは、逆に人の目を気にしているということですから、あなたの「個性」を殺すことなのです。

人の目を気にするのではなく、あなたらしさを出す。あなたの言葉で自分を表現する。

それがあなたを一番魅力的に見せるのです。

がくちかや自己PRも、あなたが真剣に取り組んだことであれば、何でも良いのです。

あなたにとっての大事な経験を、あなたの言葉で書く。

それで良いのです。

では、今日はこのへんで!

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