3月1日になると、毎年のように言われる言葉。それは、
就活解禁
ですね。
これを毎年見る度に私は思うのです。
3月1日になったら就活をしていいってことだよね?
まるで3月1日まで就活をしてはいけないみたいじゃないか。
実際はそんなことないですよね。
大学生の皆さんは3年生の夏にはインターンシップに行き、3月のこの時期にはすでに何社かの早期選考に参加し、もしかしたら内定を得ている人もいるでしょう。
そういう人には特に何も言う必要はないのですが、もしかしたらまだ、
就活は3月からやればいい!
と思っている人がいないか?とちょっと心配にもなるのです。
3月1日は「就活解禁」ではなく「採用活動解禁」
そういうことなので、私は「就活解禁」という言葉は止めて、「採用活動解禁」と言うべきだと思っています。
これは経団連が定めた指針にある、
広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
採用選考活動開始: 卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降
というスケジュールによるものです。
これでわかるように、今言われている「就活解禁」というのは、企業の採用活動スケジュールに関することであって、学生の皆さんの活動には何も制限はないということです。
そもそも国が採用活動の時期を指示することはできない
本当は企業もこんなスケジュールを守る必要はそもそもないのですよね。
だって、法律でも何でもないのですから。
経団連という大企業が加盟している団体が余計なお世話をしているだけです。
その意味で勘違いしている学生さんもいます。
経団連の指針を守らない企業はブラックですか?
そんなことありませんって!
確かに経団連に参加している企業は名だたる大企業で、そうした企業は表向きは経団連の手前、指針を守っているように見せているところも多いです。
しかし、そもそも中小企業は経団連に参加していませんのでそんな指針を守る理由すらないのです。
もっと言えば、法的には、採用活動は企業の自由な経済活動の一環ですので、他者がその方法やスケジュールにどうこう言う必然性はないのです。
つまり経団連は余計な口出しをすんな!
ってことなのです。
学生の皆さんは、就活も採用も、自由なのだ。ということをまずは知っていただいて、思う存分就活に取り組んでいただければと思います。
では、今日はこのへんで!