面接をやっていて「あ、この人はいいな!」と思える人に出会うとき、共通して感じることがあります。
それは、「透明感」なのです。
それは、こちらを見る眼差しという、目で見える部分でもありますし、話す内容が、シンプルで、理路整然としていて、分かりやすいという、話す内容の「透明感」でもあります。
では、そういう「透明感」はどういう人が出せるかというと、おそらく、自分の中に一本軸があってぶれていない、嘘を言っていない、(嘘を言う必要がない)、盛っていない。ということだと思います。
自分はこうである、自分はこうしたい、自分はこう考えている。
それが作られたものじゃなくて、最初からちゃんとある人。そういうことだろうと思います。
では逆に、透明感がない人というのはどういう人かというと、その逆です。
自分の中に軸がなく、嘘があり、盛っている人。
よく、「面接官は人を見抜くプロ」などと言う人がいますが、決してそんなことはありません。読心術やテレパシーが出来るわけではありません。
ただ、場数をこなすと、この「透明感」の有る無しは感じ取れるようになります。
透明感がない人というのは、面接をしていても、何か、曇りガラスを通した景色のように、その人の中身を見ることができないのです。
この「透明感」というのは、面接の場に限らず、日常の中で人に会う時も、それは感じたり、感じなかったりします。
「透明感のある人」
それは、言い換えれば、魅力的な人ということもできるかも知れません。