よく見かける言葉に、
「就活で勝つ」
「内定を勝ち取る」
「就活の勝ち組負け組」
「就活でライバルに差をつける」
とかありますよね。
私はこれ、根本的に考え違いをしていると思うのです。
あなたはいったい、誰に「勝つ」のですか?
就活で、誰と戦い、誰と勝つのでしょうか?
企業と戦うのでしょうか? ならば面接は戦場ですか?
まず、これは違いますよね。
だって、あなたはその企業に入りたいのですよね?
何故、入りたい企業と戦うのでしょう?
入ればその企業にお世話になるのですよね。その企業から給料をもらうのですよね。
そんな相手と戦うとか、勝つとか、おかしいですね。
ですから、あなたが「勝つ」相手は企業ではないでしょう。
では、他の学生でしょうか?
他の学生より優れていれば、内定が得られるのでしょうか?
採用試験は相対評価ではない
もし、「上位何名かを採用する」という選考基準だったら、他の学生より優れていれば入れるかも知れないですね。
でも企業の採用試験はそういう試験ではありません。
「何名採用する」というのは、あくまでも企業内部での目標に過ぎません。
そして、企業にとって大事なのは、人数よりも、その人間の質です。
最終的に一人一人を見て、「うちの会社にふさわしいかどうか」を見極めて決めるのです。
だから、その基準に合う人が来なければ、目標人数に達しなくても無理して採用しません。
逆に、良い人がたくさん来たら、目標以上の人数を採用することもあります。
つまり、誰かと比較してどうかではなく、「あなたがどうか」なのです。
結論:人のことを気にする必要はない
友達の就活の状況や、試験会場で他の大学の学生のことが気になる気持ちはわかります。
でも、それは全然あなたには関係がないことです。
あなたが、どれだけ自分を磨くことができるか、どれだけ面接で自分を表現することができるか。
内定を得る方法はたった一つ、それだけなのです。