就活につきものの履歴書やエントリーシート。
1回で書き上げられる人もいるかもしれないし、途中で失敗して何枚も書き直す人もいるでしょう。
でも企業の人はあなたが何枚書き直したかなんてわかりません。
だって見るのは最後の完成版1枚だけですからね。
当然ですが、それまでにあなたがどんな苦労をしてきたのか、またはしてこなかったのかなんてことは、選考基準に入っていません。
「何枚も書き直した努力をみてほしい!」という気持ちはわかりますが、それは無理というもの。
これ、理不尽だと思いますか?
私はそうは思いません。
その理不尽は社会に出てからのための練習です。
今までの企業は、残業をたくさんしたとか、休みを取らずに頑張ったとか、そういう「努力」を評価することが多くありました。
だから、頑張りすぎて過労死なんてことも起きていたのです。
ご承知のようにこれからの時代は違います。
そうした、「どれだけ頑張ったか」では評価されず、「仕事の成果」だけで評価されるようになります。
「仕事は結果が全て。」
これは当然のことだったのですが、今までは必ずしもそうはなっていませんでした。でも、これからは確実にあらゆる企業で確実にそうなっていきます。
仕事の世界では、あなたが何枚失敗して書き直したかは関係ありません。
上司は、あなたが出した仕事の結果だけを見ます。
今はその練習をしていると思ってください。
全てはあなたが今まで生きてきたことの結果
「最後の1枚しか見てもらえない」のは、履歴書やエントリーシートだけではありません。
面接の場だって同じことです。
「たった30分の面接でその人の何がわかるのか?」
というようなことは良く言われますが、これは半分はその通りですが、半分はそうでもないと私は思っています。
今受けている面接の30分は、あなたの今まで生きてきた人生の最後の30分です。
最後の1枚の履歴書やエントリーシートも同じです。
あなたが今まで生きてきた生き方、考え方、そしてあなたがどんな人なのか。
それらの存在全てが、あなたの最後の30分、あなたの最後の1枚を作ったのです。
何枚も書き直したからこそ、最後の1枚が立派に仕上がったのです。
人生に無駄なことは何もありません。
結果には自然と過程がにじみ出て、相手に伝わるものです。
そう考えれば、何も理不尽なことなど、人生にはないのです。
では、今日はこのへんで!