「合同企業説明会に行った方が良いでしょうか?」
という質問を時々いただきますが、行った方が良い人と、行く必要がない人がいるのです。
それは、どんな人でしょうか?
合同企業説明会に行くべき人はこんな人です。
まだ希望する業界が漠然としか決まっていない人
合同企業説明会には、あらゆる業界の企業が集まっています。
あなたが知っていた業界を中心に、知らなかった業界の企業も1つずつで良いですから回って話を聞いてみましょう。
あなたが知らない魅力的な業界があるかも知れません。
1つでも2つでも魅力を感じる業界が発見できれば、企業研究の第一歩は大成功です。
希望する業界が決まっているが企業が探せていない人
合同企業説明会は、1日で多くの企業に直接話を聴くことができるイベントです。
希望する業界が決まっているなら、その業界の企業を片っ端からできるだけ多く話を聴いてみましょう。
同じ業界なのに、企業ごとに社風や事業内容が違うことがわかるはずです。
その違いが分かれば、次はよりあなたの好みに合った内容の企業を選んで行けば良いのです。
大企業志向のない人
大企業は希望していないけれど、無名の中小企業はどうやって探せば良いかわからないというあなたにとっては、合同企業説明会はまたとない機会です。
名前を聞いたこともない多くの企業が出展していますので、どんどん話を聴いてみましょう。
そうした無名の企業は、学生が来なくて苦労している企業でもあります。話を聴きたいというあなたを歓迎して、喜んで色々な話をしてくれるはずです。
大企業志向のないあなたがすべきことは、無名なのにキラリと光る企業を見つけ出すことです。
そうした企業と出会えるのが、合同企業説明会の一番の魅力です。
一方、合同企業説明会に行く必要がない人はこんな人です。
大手企業、有名企業志向の人
大手企業、有名企業しか行く気がない(そのことの是非は別として)人は、合同企業説明会に行く必要ありません。
何故なら、大手企業、有名企業の出展ブースはいつも黒山の人だかりで、説明もセミナーのように大勢に対して話すやり方だからです。
そこで聴ける内容は、企業のサイトを見ればわかるようなことばかりでしょう。
合同企業説明会の良さは、採用担当者と直接話せることなのですが、黒山の人だかりの中ですからそれも難しいです。
合同企業説明会に行っても、自分の知っている企業のブースばかり見ている人がいますが、本当にもったいないなあと思います。
まだ何にも考えられていない人
就活始めたばかりで、まだ何も考えられていない人、とりあえず皆行くから行っておくかと言うような人も、合同企業説明会に行くのは止めておいた方が良いでしょう。
行っても、多くの企業ブースと、多くの来場者に圧倒されて、どこから回れば良いのかもわからず、ウロウロして帰ってきてしまうだけだからです。
逆に、意識高い他の学生たちの勢いや熱心さに圧倒されて、焦りの気持ちだけがつのって帰ってくることにもなりかねません。
そういう人は、まずじっくり本やネットで業界研究を始めて、ある程度方向性が決まってから、目的意識を持って合同企業説明会に参加しましょう。
人によってペースが違うのは全然問題ないことです。
一番いけないのは、人と比べて焦りの気持ちだけがつのってくることです。
焦ることで良いことは何もありません。
では、今日はこのへんで!