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入社承諾書(内定承諾書)をとりあえず出してしまうことは良くないもう一つの理由

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ここ数年の「売り手市場」は学生の皆さんにとっては良いことなのですが、企業は戦々恐々としています。それは、内定を出しても後で辞退される可能性が非常に高いからです。

就活をしていて、まずは内定をもらったあなたに一番ありそうな状況は、「内定はもらったけれど第一志望の大企業はこれから選考が始まる。それまでこの内定は滑り止めとしてキープしておきたい」ということでしょう。

一方、あなたに内定を出した企業の胸の内はどうかというと、「内定は出したけれど、これから大企業の選考が始まるので後で辞退される可能性が高い。さてどうやって逃げられないようにしようか?」ということです。

かくして、内定者と企業の駆け引きが始まるというわけです。

短絡的な企業であれば、いわゆるオワハラ(就活終われハラスメント)を始めるということが最近の社会問題にもなっているわけですが、ここではそういうブラック企業はさておいて、普通の良識ある会社はどうするかを考えてみましょう。

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「入社承諾書」にまつわる企業と内定者の駆け引きが始まる

内定を出した後で普通行われるのは、「入社承諾書」の提出を求めることです。

これは、「当社への入社をご決断されましたら、1週間以内に、この入社承諾書に記名捺印の上ご提出ください」というものです。つまり、その企業に入社することを約束してもらう主旨のものです。

あなたはこの内定はキープしたいと思っています。でも、第一志望の企業の選考はこれから始まるところです。結果が出るのは早くて1ヶ月先です。でも、内定をもらった企業からは、1週間以内に入社承諾書を出せと言っています。さて、どうしましょう?

一つ最初に言っておきたいのは、「取り敢えず期限までに入社承諾書を出しておけ。後で断ればいいから」というのは、原則、止めておいた方が良いということです。

このことについては、この記事に書きましたので、参考にしてください。

「内定辞退」と「オワハラ」の切っても切れない関係について
ものすごく速いペースの今年の内定出し という記事によれば、今年の採用広報活動開始3月1日の3カ後、つまり6月1日時点で内定を獲得している学生は、全体の31.1%でしたが、昨年の採用広報活動開始の3カ後はなんと6.9%に過ぎなかったということ

「他社の選考結果が出るまで待って欲しい」と正直に言ってみる

私がお勧めするのは、基本は正直に状況を話すことです。

「実は、他にも受けている企業がありまして、その選考結果が出るのが1ヶ月先になります。その選考結果も併せて判断させていただきたいので、大変申し訳ございませんが、入社承諾書の提出はそれまで待って頂けないでしょうか?」

と聞いてみましょう。この際、「他社の方が第一志望」とまでは言わないことです。「他にも受けている企業がある」とだけ言っておきましょう。

それで、「分かりました。ではお待ちします」と言ってくれれば良いのですが、企業にとっては、1ヶ月先に辞退される可能性のある内定者というのは、不安定であまり気持ちの良い存在ではありません。

ですから、何とか白黒ハッキリさせようとして揺さぶりをかけて来る可能性があります。

「そうか、うちが第一志望じゃないんだな。だとしたら待ってあげても辞退される確率が高いな。となると次の候補者に早く内定を出さないといけない。よし、ダメ元で『そんなには待てません。1週間以内に入社承諾書の提出がない場合は辞退とみなします』と書いて送ってみるか。それで辞退されたらしかたない。」

と来るかも知れません。

こう来られたら、入社承諾書を出すか、辞退とみなされるか、それとも入社承諾書を一応出しておいて後で断るか。です。(最後のやつだけはやって欲しくない。と元採用担当者としては願っていますが。。。)

あなたを本当に欲しい企業なら待ってくれる可能性が高い

一方、あなたのことを本当に欲しいと思っている企業だったら、あなたに逃げられるかも知れないけれど、できるだけのことをしようと思うかも知れません。そして、あなたが入社承諾書を今すぐには出せないと言うのであれば、(それを正直に言っていると感じられるのであれば、)祈る気持ちで、入社承諾書を出してくれることを待とうとすると思います。

あなたのことを本当に欲しいと思っている企業であれば、待っている間にも何度か連絡をしてくるかも知れません。忘れられないようにラブコールを送り続けるのです。

逆にそれほどでも無ければ、待っている間、何も連絡はないかも知れません。

このへんの温度がどうかによって、企業の「熱愛度」が分かります。あなたはそれも判断材料にすれば良いのです。

企業の出方であなたの気持ちも変わるかも

もしかしたら、待ってもらっている1ヶ月の間に、あまりに企業のアプローチが熱いので、あなたの気持ちが変わるかも知れませんよ。

「そんなに私のことを気に入ってくれているなら、そういう会社に入った方が幸せかも。。。今選考を受けている企業はそこまで自分を気にってくれる可能性はあまりないかも」

と思うようになるかも知れません。

私が、取り敢えず入社承諾書を出してしまうということは、できれば止めましょうと言っているのは、それをやると企業の本当の気持ちも分かるようになるチャンスを失うことにもなるということがあるからです。

良く、就活は恋愛に喩えられますが、私はあながち外れてもいないと思っています。

相手は企業だとは言え、やっぱり人と人ですから。

まず正直であること、そして正直に話をする中でお互いを理解していくというのは共通だと思うのです。

では、今日はこのへんで!

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