面接についてのよくある質問の一つです。
面接の最後に、
「では、あなたの方から何か質問はありますか?」
と聞かれることがあります。
このとき、何も質問しないと志望度が低いと思われるというのは、まあその通りなのですが、では、何を聞くのが良いのでしょうか?
模範的な質問は逆効果
まず、よく逆面接に関するアドバイスとして、「こんなことを聞いた方が良い」という模範例のようなものがありますが、これを見てその通りの質問をすることは止めましょう。
そういう模範例は、多くの学生が見ていて、同じ質問をします。
面接官は、そういう質問が来ると、
「またか。。。」
と感じるだけです。
あなたに対する評価は、無難な対策をする学生であるというだけで、決して良いものにはなりません。
では、どうすればいいかと言うと。。。
あなたの聞きたいことを聞けば良いのです。
「え?でも聞いちゃまずいこととかあるんじゃないですか?」
という声も聞こえてきそうですが、そんなことはないのです。
例えば、残業や休日に関すること、給料に関するなど、聞いちゃまずいんじゃないかと思うようなことは良く言われるかと思うのですが、何故、それを聞くとまずいとされていると思いますか?
それは、企業が聞かれたいと思っていない可能性があるからです。
では、何故、企業はそういうことを聞かれたいと思わないのでしょうか?
つまり、企業としては後ろめたいことがあるからです。
残業や休日出勤が実際には多いからです。
あなたがその企業に入ったら、間違いなく、多くの残業や休日出勤をさせられる企業だということです。
ちなみに、私が人事をやっていたときには、むしろ残業について聞いてもらえることを密かに待っていました。
何故なら、以前色々あって労基署の是正勧告を受けて、かなり痛い目を見てその後に法的に完璧な制度に改善していたからです。
法律を守るのは当たり前のことなので、説明会などでドヤ顔で言うのは避けていたのですが、学生さんの側から質問してくれるのをむしろ待っていたんんです。
まあ、そんな企業は少ないでしょうが、私が言いたいことはつまり、
あなたが聞きたいことを聞いて気まずいムードになるような会社であれば、入社した後も上手く行かない
ということです。
まとめとしてもう一度言うと、
・マニュアル通りの模範質問はしない
・自分が聞きたいことを聞けばいい
です。
では、今日はこのへんで!