面接で転職理由を話すときは本当のことを言った方が良い2つの理由

最近ある人からこういう相談を受けました。

前職の会社でひどいパワハラを受けていて耐えられなくなり、転職を決意したとのことです。

転職エージェントに相談したら、

「あ、その理由はネガティブなので言わない方がいいですね。ポジティブな理由を言いましょう」

とアドバイスされたと言うのです。

これ、非常によくあるアドバイスなのですが、私は必ずしもこれは正しくないと思っています。

どういうことでしょうか?

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第一の問題はあなたが本心を隠していること

私は長い間人事で採用する側の仕事をしていて、面接官も数多くやってきましたが、一番受験者の評価を下げるのは、

「何か隠している感じがする。正直でない感じがする」

と感じたときです。

そう感じたら、言っていることのすべてが信用できなくなることもありますが、自分の本心を隠して就職しても、いつか耐えられなくなって辞めてしまうことを懸念するからです。

あなたは前の会社でパワハラを受けて、耐えられなくなった。これは事実。

そのことを隠す必要はありません。だってあなたのせいではないのですから。

でも、正直に言ったら、こう思われるかも。

「この人はストレスに耐えられない人だ。また辞めてしまうかもしれない」

でもね、そう思う会社って、どういう会社でしょうか?

2つ目の理由は、あなたが転職するのは前と同じ失敗を繰り返さないためだから

「パワハラがひどく、退職を決意しました」

そう言ったら、面接官が嫌な顔をした。冒頭の相談者はそう言いました。

あなたが正直に言って面接官が嫌な顔をしたのは、どういう意味の「嫌な顔」だったのでしょう?

あなたが正直に言ったことに対しての「嫌な顔」だったのでしょうか?

だとしたら、その企業は正直な人は欲しくなかったのでしょうかね?

私が人事だったら、あなたがパワハラでひどい目にあった話をしたら、

「うわ、それは大変な会社でしたね!」

と同情します。

今、パワハラや違法なことをやっている企業が少なくないのは、人事やってれば誰でも分かっていることです。

そしてそういう会社からは逃げるべきだということもわかっています。

それなのに嫌な顔をするというのは、もしかしたら、

「うちの会社も同じようなもんだよ」

ということかも知れません。

だとしたら、そういう会社はあなたの行くべき会社でしょうか?

大変な目にあったからこそ、そうじゃない会社を探したいですよね。同じ失敗を繰り返さないようにしたいですよね。

あなたが本心を言ったときの面接官の反応をよく見てください。

「なんだそれくらい耐えられないのか」

と思っているような会社だったら、あなたが行くべきところではありません。

そういう会社は、「それくらい」のことが行われている会社だということですから。

ただし、過去のことを言うだけでは不足です

あなたが会社を辞めたくなった理由については、本当のことを言う。

そこまでは良しとして、それはあくまでも「退職理由」です。

ここまでは、過去のことです。

面接官は、あなたの将来を買うのですから、あなたがこれからどうなってくれるのか? 採用したら何をやってくれるのか? それを知りたい。

そのためには、過去のことを言うだけでは足りません。

あなたはこれから何をしたいのか? 何をすることによってその企業に貢献できるのか?

それを加えて話すことが必要です。

それが「転職理由」です。

そこまで話してワンセットです。

冒頭のエージェントが言った、

「ポジティブな理由を言いましょう」

は、その転職理由、つまりこれからについての前向きな理由を言いましょうということなのです。

「退職理由」と「転職理由」を分けて準備してみよう

面接官の質問のしかたによって、どちらを先に言うかは臨機応変にやりましょう。

たとえば、

「転職理由を教えてください」

と聞かれたら、

「こういうことをやりたいので転職を決意しました」

と将来のことを言う。ポジティブですね。

そこで面接官が、

「今までの職場ではそういうことができなかったのですか?」

と聞かれたら、

「パワハラがひどく、仕事に専念できない状況でした」

「退職理由」を言う。

という作戦が良いのではないかと思います。

このようにすれば、印象も悪くならないし、何より、あなたは嘘をついていません。

堂々と本当のことを言えますので、きっと相手に伝わります。

がんばってくださいね。

では、今日はこのへんで!

この記事を書いた人

西川明宏
西川明宏就活・転職・キャリア・オンライン相談室
国家資格キャリアコンサルタントです。
医療機器メーカーの人事部で中途・新卒の採用業務を15年経験後、大学キャリア相談室での就活支援をしながら、オンライン相談を受け付けています。
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