という記事に、
面接官は、就活生を「あ、この人はないな」と数分で見限った場合、「(面接の)残りの時間を会社に嫌な印象を持たれることなくお帰りいただくことに注力する」というのだ。その結果、面接は当たり障りのない内容となり、和やかになってしまうのだという。
と書かれていました。
確かにこういうケースはあると私も思います。
落とした人に会社の商品が後から送られてくるという話も聞いたことがあります。
お祈りメールならぬ、お祈り商品ですか? 落としたことで悪印象を持たれてそれが広められては困るということでしょう。BtoCの企業ではあり得ることですね。
でも、逆にそうでないケースもあるのです。
それはどのような場合でしょうか? 2つのケースを書いてみたいと思います。
和やかな雰囲気の面接にして受験者の本音を引き出す
一つ目は、面接官の側が意識して和やかな雰囲気を演出している場合です。
その狙いは、緊張している受験者をリラックスさせて、受験者の本来の姿を引き出そうということです。
この場合は、あなたがそのことに感づいたとしても、相手の意向に沿ってリラックスして、本来の自分を出せば良いのです。
作った自分、飾った自分の方が良いと思っていたり、そうしなければ落ちると思っているあなたは落とされるでしょう。
この場合の面接に限らず、面接というのは、立派なことが言えるかどうかではなく、あなたという人を出せるかどうかの方が、合格への近道です。
会話が上手く進んで結果として和やかな面接になった
面接とは会話です。
面接官は、プレゼンを聞きたいのではなく、会話をしたいのです。
そして、あなたはそれが出来る人かどうかを見ています。
もし、あなたが会話のキャッチボールを上手く進めることができたら、面接官も気分が良くなります。あなたも気分が良くなるでしょう。
そうすれば、その場は自然と和やかな雰囲気になるでしょう。
だって、普通の会話になるのですから。こうなったら理想の面接です。
このような理想の面接になるための秘訣は、「相手の質問を良く聞くこと。」 これに尽きます。
相手の聞きたいことを回答する。
面接で必要なことはこれだけです。
では、今日はこのへんで!