倫理憲章が学生に教えるのは、世の中の本音とタテマエ

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3月1日は、スケジュールが変わった今年の、新卒採用広報活動の「解禁日」であった。

でも実態は、

「リクルートキャリア」の調査(回収社数1184社)によると、8月の「選考(面接など)解禁前」に52.2%の企業が、「内定・内々定出し」を開始すると答えた。
日刊ゲンダイ|すでに内々定も…就活「3月解禁」信じた学生は泣きをみる

何故、最初からこんな体たらくなのか。私はこう思う。

倫理憲章を定めた経団連の会合に顔を出しているような大企業の幹部は、採用の現場も学生の学業スケジュールの実態も知らずに、文科省のいう「学業の妨げにならないように」という言葉を信じて、採用活動後ろ倒しのスケジュールを決め、倫理憲章を出した。

それをいち早く見た大企業の採用担当者は、慌てふためく。採用活動期間は短くなるのに、採用数のノルマは変わらないからだ。

その結果、上には内緒で水面下で動くことになる。偽装インターンシップを開催し、リクルーターを野に放つ。

経団連に加盟していない中小企業は、倫理憲章に従う義務はないので、気にせず例年通りに動く。

リクナビなどの広報媒体が3月オープンなので、仕方なくそれまでは待つけれど、4月にはもう選考開始である。

ただ、中小企業は、半ば諦めている。大企業は例年以上に既に動き、良い学生は例年以上に早く刈り取られることが見えているからだ。

おそらく、大企業が収穫を終えた10月以後に、落ち穂拾いをせざるを得ないだろう。短期化どころか長期化だ。

さて、こんな世の企業の動きを見て、学生さんはどう思うだろうか。

憧れた企業が身を持って教えてくれるのは、

「やっぱり世の中は本音とタテマエ。信じた者が泣きを見る」

ということ。

そんな企業に入るからには、自分もそういう、オモテとウラを使い分けられる人間にならなくちゃいけない。それが出来なきゃ企業では生きていけないんだ。。。。

今回の採用スケジュールの変更は、本当に誰も得しないと感じる。

おそらく、過去何度もあった例のごとく、来年はまた見直されてもとに戻るだろうが、何度同じことを繰り返すのだろう。

これだけグダグダな様相になってしまうというのは、要するに、日本の「新卒一括採用」という風習自体が末期症状だということだと思う。

そろそろもう、古臭く、誰のためにもならない風習は止めて、採用も就職も、いつでも、どんなやり方でもOKにしてはどうだろうか。

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