あらかた内定が出終わった時期になると、めでたく内定をもらって就活を終わっていたはずの学生さんが久しぶりにキャリア相談室にやってきて、心配そうにこう聞いてくることがあります。
「内定した企業から連絡が来ないのですが・・・・?」
なぜそんなことになるのでしょうか? どう対応したら良いのでしょうか?
釣った魚(内定者)は放置プレイ?
企業にとってあなたは、選考から内定までの間は、逃げられては困る魚でした。
せっかく手間暇かけて採用試験をやってきたのに途中で逃げられては、努力が無駄になってしまいますからね。
でも、あなたから入社承諾書をゲットした今は、企業は一安心したのです。
企業も忙しいし、他の受験者の選考はまだ続いているかもしれません。
だから、「釣った魚に餌はやらない」という言葉はあまり良くないですが、そういうことなのです。
心配になったら遠慮なく企業に電話するのが吉
今までは頻繁に連絡もあったのに、内定して入社承諾をしたら、途端に何も音沙汰がなくなると心配になってしまうあなたの気持ちはよくわかります。
ではどうすれば良いかというと、これはもう遠慮無く電話して問い合わせてみてください。
どんなことでも良いです。
「次のご連絡はいつ頃いただけるのでしょうか?」とか、
「次はいつ出社すればよろしいのでしょうか?」でもなんでも聞いてみましょう。
「変なこと聞いたら印象が悪くなるんじゃないか」なんて心配する必要はありません。
入社承諾書を出したあなたは、もう半分は企業側の人間なのです。何かを聞いて内定取り消しになったりすることはないので大丈夫です。
むしろ逆なんです。
内定者から電話が来ると企業は安心するのです
あなたから電話が来た企業はどう感じるか、ちょっと想像してみてください。
入社承諾書をゲットして安心していた学生から突然の電話。
「え? もしかして内定辞退?」
と思うのです。私が企業で人事担当者をしていたときには、内定者からの電話はそういう意味でビクビクしていました。
内定者に連絡が来ないという不安や心配をさせるのは、本当は良くないことです。
内定者に心配をさせないように、入社まではきちんとフォローをすべきだとは思うのですが、これが忙しいのでなかなか・・・というのが、私が人事担当者をしていたときの本音でした。
だから、電話をしてもあなたが悪く思われることは絶対なくて、むしろ、「辞退か?」とビクビクしていた人事担当者は、あなたからそうじゃない電話が来たことでホッとするんです。
だから、どんどん電話で問い合わせてしまいましょう。
ということで、今日はこのへんで!