営業という仕事はノルマに追われたり、イケイケドンドンで売り込んだりという悪いイメージで毛嫌いしている学生さんが少なくありません。
確かに業界によってはそのような営業のやり方の場合もありますが、営業という仕事は売るモノや売る相手によって、すごくバリエーションのある仕事です。
昔からのお客様と信頼関係を築いて地道に売り込んでいく、またはお客様と一緒に問題解決をしていく。そういう営業をしている業界もあるのです。
その一つが、BtoBの中堅部品メーカーです。
一例がこの記事にあります。
この記事の中で、この企業の営業についてこのように書かれています。
一般的に営業職というと、会社や上司からキツい営業ノルマを背負わされて受注先を探す仕事、というイメージがある。が、BtoBメーカーであるミネベアの場合、事業部としての数字目標はあるものの、すでに取引関係が確立している顧客とのつきあいがメインだ。価格交渉をしたり、自社の生産部門や技術部と調整し、可能な納期を伝えたりする。
会社のイメージからは理系の人向けな感じがするかも知れませんが、営業職であれば学部不問のところが多いので、文系のあなたでも狙ってみてはどうでしょうか？
このような中堅部品メーカーを私がオススメする理由を挙げてみましょう。
BtoBの中堅部品メーカーには優れた技術力を背景にした将来性がある
日本には、自動車や家電など、目立つ大手メーカーを縁の下から支える、優れた電気や機械の部品メーカーが多くあります。
中には、その分野では世界でもトップシェアを誇っているような優良中堅部品メーカーが多くあるのです。
決して目立ちませんが、オンリーワンの優れた技術力を持っている企業は、これからの日本を支える重要な企業でもあると言えます。
BtoBの中堅部品メーカーでは新規より既存顧客への対応が多い
上の記事にも書かれていましたが、既存の顧客とのつきあいがメインとなりますので、自分が担当する顧客の状況を熟知して、その顧客がやりたいことや困っていることのニーズについて、一緒に解決策を探っていくような仕事のやり方が多いです。
ノルマに追われながら、ガンガン売り込んでいく。というイメージとは違いますよね？
BtoBの中堅部品メーカーの営業は勢いや話の上手さより誠実さが求められる
そういうスタイルの営業では、求められる営業マン像も変わってきます。
営業マンというと、積極的に顧客を訪問し、しゃべりが上手で、相手の心を動かしていく。
みたいなイメージを持っている人が多いかと思いますが、それははっきり言って偏見です。
BtoBの部品メーカーのように、お得意様との信頼関係が大事な営業の場合、そういうステレオタイプな営業マンは、むしろ嫌われます。
だって、一方的に喋ったりガンガン押しまくるような人を信頼できますか？
BtoBの部品メーカーのような市場で信頼される営業マンとは、相手の言うことを良く聞いて、課題や悩みを理解し、誠実に相手のためを思って行動できる人です。
イケイケドンドンの営業じゃダメなことがわかると思いますし、逆に言えば、自分はそういうタイプじゃないので営業は向いていないと思っていた人も、それなら自分もやれそうだと思った人もいるのじゃないでしょうか。
それでいいのです。
BtoBの中堅部品メーカーは学生への知名度が低いので受かりやすい
もう一つ、これは就活での戦略的なことになりますが、知名度が低い企業は、応募した際の競争率が低いということがあります。
特に最近の売り手市場の中では、せっかくの優良メーカーでありながら、中小で知名度が低いために採用に非常に苦労している企業もあります。
そういう企業を上手く見つけることができれば、あなたの就活も苦労することなく、すんなり行く可能性もあるのです。
どうでしょうか？
派手さはないですが、堅実で、将来性があり、ノルマに追われない営業ができる、中堅部品メーカーを探してみてはいかがでしょうか？
では、今日はこのへんで！
